核廃絶というが、核を増やそうとしている国があり、現実には出来ることではない。
NPTは、現時点では、核保有国と非核保有国が、同じ土俵にはない。
核保有に優位性がある以上、核保有国が非核保有国の土俵に下りてくることはない。
従い、非核保有国が核保有国と同じ土俵に上がらなくては話が始まるはずがない。
非核保有国が核を持つことによって同じ土俵で話ができる。
全ての国が核を持てば、核の優位性は失われ、ロシアのように核を恫喝に使うことはできなくなる。
実際に核を開発し、保有するのではなく、欧州で実際に行われているという核の共有。
核の共有であれば、共有している核での先制攻撃はあり得ない。
また、自国で核を開発するのではないので、核が増えることはなく、核の拡散は最小限にする。
それがなければ、自国で核を開発し、保有する国が出てくるであろう。
実施には、米国・ロシア・中国・・・その他のグループ分けが必要か?
数か国のメンバーが、時にはその構成国を変えながら、Aの核保有国、Bの核保有国、Cの核保有国と個別に共有するなど、混沌とした状態を作り出し、ある国に対して核を使えば、複数の国から核の脅威を受けるような形を創り、核保有国を牽制する。
もっと良く跳ぶためには、後ろへ下がらなければならない。
核の共有には抵抗が有るかもしれないが、核を保有することの優位性を少しでも減少させることが、
核の廃絶とまではいかなくても、減少に向けた一歩となるのではないか。
NPT加盟各国は、できもしない幻想を持ち続けるのではなく、結束して核の使用を封じ込める方策を実施するべきではないか。