RE:38 世襲

国会議員の世襲を問題視している向きがある。
世襲など国会議員に限らず、世間一般に多く行われている。
歌舞伎ばかりじゃなく、商売・会社・医者・農林漁業・・・日本最大の会社であるトヨタの会長は創業家一族の出。
そんな例は枚挙にいとまがない。政治家(屋?)についてもまたしかり。
そもそも世襲だからといって、跡継ぎに能力がないとは言い切れない。
押しなべて無能だとしたら、世のあらゆる職種はめちゃくちゃになっている。
先代を超える人材も多くいる・・・・多分
親のしていることを観てきた者にとっては、その方面の思考・志向・造詣?というようなモノも深いのではないか。

新たに様々な職業に就くことは、大概は問題なくできる。
しかし、政治・選挙となると新規に挑戦することは難しいようだ。
国政ともなれば、所謂、『地盤・看板・かばん』とか言われるモノの意味が大きいらしい。
また、出馬するためには、供託金なるものが100万単位で必要とか。
現在のシステムが、新規の参入を妨げ、世襲が多くなる要因の一つか。

参入の門戸を広げるために、供託金をなくす。
猫も杓子も出馬するのを防ぐために、米国の大統領選挙のように予備選挙を行う。
弁論大会を催し、出たい人が、一般大衆に対して所信表明を行い評価を受ける。
一定の評価を受けた人が出馬できるようにする。
おそらく効果のない、単なる連呼は禁止する。費用の無駄遣い・騒音公害でもある。
演説会場を用意し、候補者は誰でも演説し、誰でも聴取出来るようにする。
ポスター等、必要な一定の選挙費用を国が負担し、出馬する人には金銭的な負担が無いようにする。

『地盤・看板・かばん』を持つ人が有利なことはあるだろうが、
金をかけなくても、TVによる政見放送はすでに行われているし、SNSなどで自己の政策を訴えることも出きる。選挙に金がかからないようになれば、『かばん』の優位性はなくなる?
世襲が問題なのではない。選良を選ぶシステムが問題なのじゃ。?
誰でも立候補できるようになれば、政治に対する関心も高まるかも?低い投票率も改善するかもね?
既得権者である国会議員が反対するかもかも。



タイトルとURLをコピーしました